亜鉛

亜鉛は、主に酵素の成分や蛋白質の合成に利用され、身体を維持するために欠かせない重要なミネラルです。特に被毛の健康維持に重要な役割を果たしていると言われています。

亜鉛の含有量が多い食材

レバー(肝臓)

牛や豚等食肉のレバー(肝臓)に多く含まれています。

AAFCOの基準

成犬の健康維持に必要な亜鉛の量を80mg/kg、成長期の子犬や繁殖時に必要な量を100mg/kgとしており、上限は設定されていません。
※ 基準は改定される場合があります。

亜鉛の過剰摂取

ミネラルの吸収阻害

亜鉛を過剰に摂取した場合に、鉄や銅の吸収を妨げ、鉄欠乏や銅欠乏となる場合があります。

亜鉛中毒

亜鉛の毒性は極めて低いためサプリメントの大量誤飲等でなければまず起こりませんが、相当量の亜鉛を過剰に摂取すると亜鉛中毒となり、吐き気等を引き起こします。

亜鉛の欠乏

不全角化

皮膚の新陳代謝が機能せず、不全角化(パラケラトシス)を引き起こします。その結果、皮膚の荒れやフケ等が発生します。